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2005年 07月 01日

流 麻二果 展「糸口」



期間: 2005/06/27~2005/07/16

 流 麻二果は1975年大阪生まれ。女子美術大学絵画科を卒業し、その翌年から画廊で個展を開催、好評を博しました。その後も毎年、個展やグループ展で新作の発表をするなど精力的に活動し、現在では、最も注目される若手作家の一人です。
 2002年からは文化庁などの助成を受け、現在は制作の拠点をニューヨークに移しました。また、アメリカやトルコなどでは地域の人々とのワークショップで、身の回りにある布や糸を使っての制作を行いました。
 流麻二果の興味は、淡々と日常生活を送る何気ない人々の姿にあります。直接に関わることがないかもしれない人々の人生や暮らしを垣間見るための糸口、手がかりを知るために絵画を通しての人間観察が続きます。それらは作品の中に僅かに見える人体のフォルムや、微かに残る人々の匂いとして、芳醇な色彩と透明感あふれる画面となって現れてきます。
 今回の個展では新作の油彩を約20点展示いたします。ギャルリー東京ユマニテでは3年ぶりの個展になりますが、新しい空間での展示になりますので、是非ご高覧いただきますようよろしくお願いいたします。

作家からのコメント
電車で隣に座っているこの人は、今夜一体何を誰と食べるのだろう。
見ず知らずの他人が、どんな生活を送っているのか無性に知りたくなる習癖が私にはある。幼い頃から私の想像と推測は止まらなかった。そして今、私はその興味を作品にしている。各種の雑誌などに登場する人間の姿は、視覚的には人目に曝されているが実際のその人は知り合う事もない遥か遠い存在である。でも、彼等にも人生がある。最も象徴的な他者である彼等をスケッチし、そこから始まるいつもの空想はその人の本来の姿を捕らえられぬまま抽象的な形となってキャンバスに描かれていく。他者と分かり合うのは容易くない。私は絵画で他人を推察する。

URL: http://kgs-tokyo.jp/human/2005/050627.html


会場: ギャルリー東京ユマニテ
入場料: 無料
時間: 10:30~18:30
休館日: 毎週日曜日・祭日
住所: 〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
TEL/FAX: 03-3562-1305 / 03-3562-1306
Email: mailto:humanite@js8.so-net.ne.jp
URL: http://www.kgs-tokyo.jp/humanite.html

by koso2.0 | 2005-07-01 02:00 | ギャルリー東京ユマニテ


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