カテゴリ:SHUGOARTS( 7 )


2005年 11月 27日

丸山直文「朝と夜の間」



期間: 2005/11/11~2005/12/17

この度江東区清澄に移転するシュウゴアーツでは、丸山直文の新作展「朝と夜の間」を開催します。作家は1964年新潟県生まれ。90年代初期に新世代ペインターの旗手としてデビュー。以来ひとつの作風に留まることなく意欲的に作品の展開を続けています。2年間のベルリン滞在を経て近年では2002年の台北ビエンナーレを皮切りに、2003年森美術館の開館展「ハピネス」、2005年同じく森美術館の「秘すれば花」展に出品し高い評価を得ています。
丸山は綿布を水に浸し、アクリル絵の具を染み込ませながら描くステイニングという技法を用いてペインティングを制作しています。アクリル絵の具の鮮やかな色が輪郭線を持たずに広がり色彩がせめぎ合う画面には、感覚的な美しさばかりでなく、一度色をおくとやり直しが効かないという技法上の制約により、吟味される構成とそれに伴う緊張感が漂います。抽象的な要素のある風景が描かれていてもどこか非現実的な光景からは、作家がイメージの再現を目指すのではなく、虚構の世界を描くことにより現実とは別の世界が存在しうる、という想像を見る者に意識させます。ステイニングという技法を自在に操ることによって、作家は具象と抽象の境界を越え、更には感覚と思考の境界をも自在に行き来することを可能にしようとしているといえるでしょう。
今回の新作では自在さが一層際立ち、複数の次元を横断するハイブリットな要素が錯綜して明と暗の光を放ち、見る者を新しい地平に誘います。そこには目に見えるものだけではない、感覚や想像力の自在さが無限に広がっているのです。シュウゴアーツの新しいスペースにおける最初の展覧会となる丸山直文の新作展「朝と夜の間」を、是非この機会にご高覧頂きますようご案内申し上げます。


会場: SHUGOARTS
入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2 5F 
TEL/FAX: 03-5621-6434 / 03-5621-6435
Email: info@shugoarts.com
URL: http://www.shugoarts.com/
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by koso2.0 | 2005-11-27 02:30 | SHUGOARTS
2005年 09月 12日

米田知子「雪解けのあとに」



期間: 2005/09/10~2005/10/01

シュウゴアーツでは米田知子の新作展「雪解けのあとに」を開催します。作家は1965年兵庫県明石市生まれ。1989年イリノイ大学シカゴ校芸術学部写真学科卒業、1991年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了後、現在はロンドンを拠点に活動しています。2003年に資生堂ギャラリーにて個展「記憶と不確かさの彼方」展”Beyond Memory and Uncertainty”開催。2004年横浜美術館での「ノンセクト・ラディカル」展に参加。2005年2月には作家の出身地近くでもある神戸市内の1995年の震災直後と10年後を撮影した「震災から10年」展を芦屋市立美術博物館にて開催。この作品群は9月末から開催される「横浜トリエンナーレ2005」にも出品が決定しており、話題を集めています。
米田の作品は「記憶」と「時間」をテーマに制作されています。初期の”Topographical Analogy”「トポグラフィカル・アナロジー」というシリーズでは、解体予定の空き家を撮影し、かつて住んでいた人や営まれていた生活の痕跡を見出そうとするものです。”Between Visible and Invisible”「見えるものと見えないものの間」のシリーズは、19~20世紀に活躍した知識人が使っていた眼鏡を通して、その人の人生における重要な意味を持つ文章等を撮影したもの。そして近年の「Scene」のシリーズは、日常から切り取った何気ない風景は、実は歴史上の出来事の現場であるというもので、現在はこのシリーズが制作の中心になっています。モチーフが無名性から歴史的人物、そして歴史的な場所と移行していく中で、「記憶」と「時間」に対する米田の意識に変化はあるものの、切り取られたイメージには「直接写っていないもの」を題材にしている点で一貫しています。あえて美しく構図をとられた画面からは想像の及ばない、事実の物語が背景にある…このことで、米田はイメージを享受することが記憶をその地点へ置き去りにする、という危険性を示唆するのです。時間は絶え間なく流れ、歴史は書き換えられている事実を常に忘れないことが、記憶を風化させることなく真摯に今を生きることへ繋がるのではないか、と作家は問いかけているのです。
新作は「水」をライトモチーフに近隣の大国の思惑に翻弄されてきた歴史を持つハンガリー、そして「森」をライトモチーフにソ連から独立してまだ10数年のエストニアを撮影したものを発表します。共産主義時代の名残が今だ色濃く残る都市。かつて戦闘が繰り広げられ、ついこの間まで軍事基地として使用されていた半島。異なる政治システムの不要になったイデオロギーの残像を、米田は冷静に美しくフレームに落とし込みます。しかしその視線は熱く、そして秘められています。これらの新作はEUジャパンフェスト日本委員会主催の「Europe Today」プロジェクトの一貫として、写真集シリーズ『In-between』として同時に発売されます。


会場: SHUGOARTS
入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-31-6-2F 
TEL/FAX: 03-5542-3468 / 03-5542-3469
Email: info@shugoarts.com
URL: http://www.shugoarts.com/
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by koso2.0 | 2005-09-12 21:40 | SHUGOARTS
2005年 07月 13日

サマー・ショー



期間: 2005/07/09~2005/08/06

南半球のクリスマス

もし暖かい季節にサンタクロースになったら、夏にクリスマスを迎えるという南半球のどこかの国にいる気持ちがするかもな、とある日思った。
春、電車が通過する海の近くの空き地でサンタクロースになった。
電車の中からチラッと一瞬だけ見えて、振り返ることの出来ない、みつめることの出来ないサンタクロース。チラッとしかみえないがゆえに、心に残る物事。

(島袋道浩 「南半球のクリスマス」1994 神戸、塩屋 より)

シュウゴアーツでは"summer show"と題したグループショウを開催します。出品作家は 藤本由紀夫 丸山直文 島袋道浩 シスレイ・ジャファ です。いずれの作家も日常のそこ此処にあるものごとから、いつもとは違ったものの見方、感じ方を、作品を通して提案しています。
藤本由紀夫は日常にある既製品を組み合わせ、我々の感覚の幅をひとまわり拡大させるような作品を制作しています。今回はヴェネツィア・ビエンナーレにも出品した「ROOM」ほか、制作過程3年間を経た未発表作品を出品します。
丸山直文はどこかで見たことがあるような、しかし何処でもない風景をステイニングという技法であざやかに描きだします。夏のワンシーンを切り取ったようなペインティングとドローイング作品を出品予定です。
島袋道浩は、旅や日々の出来事から新しいコミュニケーションの在り方、関係性を提案します。作品は「南半球のクリスマス」ほかを予定しております。
URL: 夏、季節はせわしないですが、あえて立ち止まってゆっくり作品を鑑賞したら、普段なら見過ごしてしまうような何かに気づくことがあるかもしれません。シュウゴアーツならではの作家達による珠玉の作品を集めた「summer show」を、この機会に是非ご観覧いただけましたら幸いです。


会場: SHUGOARTS
入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-31-6-2F 
TEL/FAX: 03-5542-3468 / 03-5542-3469
Email: info@shugoarts.com
URL: http://www.shugoarts.com/
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by koso2.0 | 2005-07-13 01:20 | SHUGOARTS
2005年 05月 17日

森村泰昌「諷刺家伝 - ゴヤに捧ぐ」



期間: 2005/05/21~2005/07/02

シュウゴアーツでは森村泰昌の新作展を開催します。作家は大阪生まれ。1985年、自らがゴッホになる写真作品を発表し、以降美術史上の名画や映画女優をテーマにセルフポートレート作品を作り続けています。その表現方法は、写真の他にも映画、舞台、パフォーマンスと多岐にわたりますが、いずれも自らが他者に「なる」ことで、観るものの視線の根源である自我に問いかけ、自己と他者の関係性、そして自己自身というものを再認識させるという点で共通しています。
新作は18世紀の巨匠、ゴヤの銅版画集「ロス・カプリチョス」を題材にしたものを中心に制作されました。このシリーズは18世紀末当時のスペイン社会を諷刺するもので、政治や宗教、悪徳や悪習などを批判的に描いています。森村はこの「ロス・カプリチョス」を再解読、再構成し、どのような現代的諷刺が生み出せるかに挑みました。
森村の作品に共通している、「自身が扮装し作品の内側に入り込むことで新たな理解を生み出す」という要素がこの新作にも如何なく発揮されています。必ずしもゴヤの解釈に沿わず、ゴヤの作品から見出した重要な要素「コメディ/笑い」「グロテスク/闇」「魅惑/美」…これらの複雑な要素を組み合わせ完成したものが、「ロス・ヌエボス・カプリチョス/諷刺家伝」、森村の演出・出演による現代社会をテーマにした寸劇です。観る者はめくるめく15点の場面から、戦争、経済、医療、複雑な人間の愛憎関係、ジェンダー、流行など、様々な現代社会の問題点を見出すことでしょう。
加えてゴヤにまつわる作品として「アルバ公爵夫人」と「黒い絵」シリーズに基づいた作品も同時に発表されます。それら新作全20点を掲載した美しい作品集も同時に制作されました。仕様はA4サイズハードカバー、フルカラー56Pです。ゴヤによるオリジナルの図版も掲載されており、森村バージョンとの比較も楽しめる興味深い一冊です。
満を持して開催される森村泰昌の新作展をこの機会に是非ご高覧下さい。


会場: SHUGOARTS
入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-31-6-2F 
TEL/FAX: 03-5542-3468 / 03-5542-3469
Email: info@shugoarts.com
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by koso2.0 | 2005-05-17 01:25 | SHUGOARTS
2005年 04月 03日

カールステン・へラー



期間: 2005/04/09~2005/05/07

シュウゴアーツではカールステン・へラーの個展を開催します。カールステン・へラーは1961年ブリュッセル生まれのドイツ人です。現在はストックホルムを拠点に活動しています。前回のヴェネツィアビエンナーレのイタリア館での展示に続き、今年は北欧館にて、彼のパートナーであるスウェーデンを代表する写真のアーティスト、ミリアム・ベックストローム(Miriam Backstrom)とともにスウェーデン代表として参加予定であり、ここ数年とくに注目されているアーティストです。4年前にはミラノのプラダ財団にて個展をし、全作品を網羅したカタログが出版されました。ヘラーはこのカタログのことを「confession - 告白」と呼んでいます。日本では2001年の横浜トリエンナーレに作品フライング・シティーを出品、2003年には森美術館のオープニング展ハピネス展にビデオ作品「恋するフィンチ」を出品。昨秋オープンした金沢21世紀美術館には鏡張りの自動ドア作品「金沢の自動ドア」を設置。また、豊田市美術館には「フリスビーハウス」がコレクションされています。他にディオール表参道の地階、ディオール オムのフィッティングルームの構想も手掛けました。
もともと農化学の研究者だったヘラーは80年代の終わり頃からアーティストとしての活動を開始しました。大まかに言って、自己の行動パターンや認識方法の考察や作用が、彼の作品となっています。彼は観る者に不確実さや混乱を感じさせようとしているので、彼の作品に触れることは当惑する、楽しい、そして不快な体験にすらなり得るのです。「不確定性がはらむ可能性、その美、そしてそれに対する挑戦を探求することが、私たちの生きている文化環境を表すことになるのかもしれない」と彼は言い、その探求を行う可能性を作り出そうとしているのです。
今回の展示に出品される新作の1つは、滝のように点滅するネオンライトに取り囲まれる作品Neon Elevatorです。この作品は、ネオンライトが水平に仕込まれた7枚の壁の中に立つと、まるで「エレベーターで上昇している」ように感じるというものです。しばらくこの作品の中にいると、部屋全体が無限に上昇していくように感じられるでしょう。これは、スウェーデンの心理学者であるGumtar Johannsonが70年代に発見した運動感覚認知現象によって引き起こされる感覚です。動いているパターンを目の端、つまり視覚野の境界ギリギリの部分で認知すると、自分自身の体が動いているように錯覚するのです。実際、自分の手で目を覆うなどして目の端だけが見える状態でこの作品を体験すると、自分が動いているような錯覚がとても強く起こります。
もう1つの新作は、Tokyo Twinsです。この作品では、双子の姉妹が一台ずつのモニターに映し出されています。まず、片方が「私が言うのはいつもあなたと同じこと」と言います。別の片方が「私が言うのはいつもあなたと反対のこと」と答えます。初めにしゃべった方が「私が言うのはいつもあなたと反対のこと」と答え、それには「私はいつもあなたと同じこと」という返答が続きます。
カールステン・へラーの日本で初めての個展をこの機会に是非ご高覧下さい。


会場: SHUGOARTS
入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-31-6-2F 
TEL/FAX: 03-5542-3468 / 03-5542-3469
Email: info@shugoarts.com
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by koso2.0 | 2005-04-03 15:40 | SHUGOARTS
2005年 03月 19日

グループショー "earlier works"



期間: 2005/03/01~2005/03/26

イケムラレイコ、小林正人、丸山直文
ボリス・ミハイロフ、米田知子


会場: SHUGOARTS
入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-31-6-2F 
TEL/FAX: 03-5542-3468 / 03-5542-3469
Email: info@shugoarts.com
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by koso2.0 | 2005-03-19 12:46 | SHUGOARTS
2005年 03月 19日

SHUGOARTS

入場料: 無料
時間: 11:00~19:00
休館日: 毎週日・月曜日・祝日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-31-6-2F 
TEL/FAX: 03-5542-3468 / 03-5542-3469
Email: info@shugoarts.com
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by koso2.0 | 2005-03-19 12:40 | SHUGOARTS