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カテゴリ:SCAI THE BATHHOUSE( 8 )


2005年 11月 27日

アニッシュ・カプーア「JAPANESE MIRRORS」



期間: 2005/11/18~2005/12/22

アニッシュ・カプーアは1954年インド、ムンバイ生まれ。1970年代に渡英し美術を学び、現在はロンドンに在住。英国を代表する彫刻家として国際的に高い評価を得ています。カプーアは1990年のヴェニス・ビエンナーレ英国館での個展、同年のターナー賞受賞、1992年ドクメンタ出展等を始め、その後主要な国際展への参加や欧米の美術館での個展を開催してきました。近年では2002年テートモダンのエントランス空間全体に広がる巨大彫刻インスタレーションが話題となりました。日本でも1990-91年に全国を巡回した「イギリス美術は、いま」で紹介されて以来、美術館のコレクションやコミッションワークの仕事も多く、1999年には弊ギャラリーにて日本で初めての本格的な個展を開催し大変好評を得ました。また2004年にオープンした金沢21世紀美術館に、部屋全体を使って恒久設置されたインスタレーション作品が記憶に新しいところです。

アニッシュ・カプーアの作品は、神話や哲学から派生する独特の世界観によって形作られており、作品の存在する空間そのものを異空間へと変換してしまうのが特徴的です。現実と非現実の両方を併せ持つかのような作品は、宇宙的な観念や、神秘性、官能性を強く感じさせる表現となっています。
現代美術の主流となっている欧米的な価値観の域を超えた、東洋的な思想に基づくカプーアの作品の独自性は、強く人々の心をとらえると同時に、鑑賞する誰もが作品に入り込める、視覚的な喜びや作品体験を純粋に楽しめる親しみ易さを持っています。

今回の個展では、展覧会タイトルの「JAPANESE MIRRORS」にも表されているように、日本の伝統的な素材「漆」を使用した作品を発表します。アーティストインレジデンスで金沢を訪れた際に「漆」という素材に出会い、その特質を生かした作品を日本で制作し始めました。本展でメインとなるのは、漆の鏡面仕上げを施した大きな鏡のような作品で、その前に立つと天地が逆転して見え、音が各所から反響して聞こえてきます。視覚的にも聴覚的にも、今までの空間概念と全く異なる次元の体験が出来る不思議な作品です。様々な色の漆の鏡がインスタレーションされた空間は、私たちの新たな感覚を呼び起こし、想像を超え無限に広がる世界の存在を提示してくれることでしょう。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/JAPANESEMIRRORS/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
Email: info@scaithebathhouse.com
URL: http://www.scaithebathhouse.com/
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by koso2.0 | 2005-11-27 02:21 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 09月 25日

イ・ブル 展



期間: 2005/09/29~2005/10/29

1999年のヴェニス・ビエンナーレにおいて韓国パビリオンとアルセナーレでのダイナミックな展示により奨励賞を受賞して後のイ・ブルの国際的な活躍にはめざましいものがありました。2000年には妻有里トリエンナーレで湖の上にクリスタルの彫刻を展示するという斬新なプランを実現させ、2001年にはイスタンブール・ビエンナーレにて地下貯水池の荘厳なホールでサイボーグと映像作品、ギュスターブ・モローの「出現」にインスパイアされたサロメの彫刻を発表。2002年から2003年にかけてはヨーロッパとアメリカで同時に個展巡回があり、一方ではモンスターやサイボーグを網羅的に見せるという自身のレトロスペクティブ的な展開があり、一方ではフューチャリスティックな車のような形状のカラオケカプセルで映像を見せるというまったく大胆な展開で国際的な評価を確実なものにしてきました。2003年には2年ぶりの日本での個展(国際交流基金フォーラム、大原美術館巡回)として「Theatrum Orbis Terrarum (世界の舞台)」と題された壮大なインスタレーションを発表、新たな作品世界の発露として大きな話題を呼びました。

サイボーグやモンスターの彫刻に代表されてきたイ・ブルの作品世界はここ一、二年ひとつの転換期にあります。これまでの中空に吊られたオーガニックな個の形態が、「Theatrum Orbis Terrarum (世界の舞台)」に顕著なようにもっと集合体的な、生体というよりはもっと大きな宇宙やランドスケープのような存在感をもって新たに立ち上がろうとしています。そのきっかけがはっきりと形となった2004年秋のソウルの個展では今まであまり見られなかった自立式の彫刻二体が発表され話題を呼びました。カフカの小説からタイトルを引用した「Ein Hungerkunstler(断食芸人)」という作品はポリウレタンで成形された異形の身体が床面から起立し、クリスタルの白い糸をその体内から吐き出している彫刻です。既存の殻を破り新たに生まれ出ようとするアーティスト自身の大きな衝動が見てとれる作品といってよいのではないでしょうか。

今回の個展では、個の身体への問いであったサイボーグの作品を経たあとの、ある場所、光景をテーマにした作品展開が期待されます。それは我々がそれぞれに共有する物語世界のものごとであり、ユートピアとその破綻の物語でもあります。新作彫刻と、平面作品に表現されるイ・ブルの新たな展開にぜひご期待下さい。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/LeeBul/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
Email: info@scaithebathhouse.com
URL: http://www.scaithebathhouse.com/
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by koso2.0 | 2005-09-25 20:58 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 06月 22日

大木裕之展「フィクション」



期間: 2005/06/23~2005/07/23

「今でも僕は建築家のつもりでいるんだ」「僕が目指す建築は人々の生活とその
関係性を含めた総合的な表現手段なんだ。それを今やろうとすると映画になる。
人も物も時間もいろいろなもの全てを扱えるから僕の考える建築に近い」と大木
裕之は言います。その場所に住み、出会った人々と関係を深め、その関係がその
まま制作に繋がっていき、また、次々とヴァージョンが更新される原理上完成の
ない作品たち。それは言ってみれば人生そのものを表しているかのようです。そ
してそこにこそ大木の考える「建築」が立ち上がり、今も改築されているのでしょう。

「LIFE IS FICTION」これは、大木が本展覧会に寄せたキーワードの一つですが、大木はどのようなメッセージとして「FICTION」を立ち上げ、また、どのような「FICTION」を暴こうと言うのでしょうか?そして大木裕之という存在、撮影という行為が介在し、掬いあげる「FICTION」とはいかなるものでしょうか?

イスラエル/パレスチナ/トルコ/香川/ネパール/チベットで撮影を続けてい
る「ナ木(ム)」(2004年〜)、art-Link上野・谷中を中心に発表してきた「谷
中の恋」(2000年〜)、この二つの映像作品を軸に、大木作品の特徴である、
ワークインプログレス、アーティストインレジデンスの手法で、紐解かれます。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/Fiction/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
Email: info@scaithebathhouse.com
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by koso2.0 | 2005-06-22 01:50 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 05月 11日

ジュリアン・オピー展 - Films and Paintings -



期間: 2005/05/12~2005/06/18

ニューヨークで公開中のパブリックプロジェクトやロックスターとのプロジェクトを通してますます注目されるジュリアン・オピーは日本では電通本社のロビーの作品や東京国立近代美術館の「連続と侵犯」展参加などで人気を博しています。

5年ぶりの日本での個展となる本展では、昨年進めてきたプロジェクトのうち、日本人のカップルを題材にしたポートレイトのシリーズがアニメーションフィルムとペインティングの形で発表されます。以前のポートレイトのシリーズが単純に題材の顔をオピーの表現言語で作品化したことと異なり、近年の人物の題材とした作品は題材との距離に遠近をとり、あるいは題材とコミュニケーションをとりながら作品を作ることによって作品自体に新たな存在感を与えようとしているようです。

展覧会ではこの他、各地を旅するごとに撮りためた風景写真を題材にしたランドスケープペインティング、LEDスクリーンを使用した新作彫刻などを展示する予定です。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/FilmsandPaintings/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
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by koso2.0 | 2005-05-11 01:37 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 04月 12日

加藤泉展「裸の人」



期間: 2005/04/09~2005/05/07

「自分には美術が必要だと確信するまでに何年もかかった」と言う加藤は、美大卒業後、数年のブランクを経て、画家としてのキャリアをスタートしました。加藤の作品には、常に「生き物」が描かれており、その「生き物」は胎児とも昆虫ともつかないような原初の生命や、赤ん坊、もしくは国籍/人種/年令など一切の表層を剥ぎ落とした人を思わせます。そして、それらは、時に境界線のはっきりしない、不安定な色彩の中から、時に眩しい程鮮やかな色彩の中から現れ、不気味さ、愛らしさ、空虚さ、暴力性、様々なものを感じさせながらも、その「存在そのもの」としか言い様のない、「強烈な何か」を観る者に投げかけます。

近年、加藤は絵画と平行して彫刻作品も制作しています。
2004年、水戸芸術館現代美術センターで開催された「lonely planet 孤独な惑星」展で発表した、巨大な頭部をたずさえ、不安定にも立ち上がろうとする、巨大化した赤子のような彫刻作品は、強烈なインパクトを与えました。それは、プリミティヴ・アートが持つような直接性を感じさせながらも、やはりそこにさえ回収されることを避けるようです、いや、むしろ、そこにすら居場所のないものが現れてしまったと言った方が正しいかもしれません。そして、「あの生き物」つまるところそれは、現代に生きる我々そのものではないでしょうか。

本展と同時期に、ニューヨークでのグループ展にも参加する等、国際的にも益々注目が高まる加藤泉の最新作に是非ご期待下さい。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/IzumiKato/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
Email: info@scaithebathhouse.com
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by koso2.0 | 2005-04-12 02:08 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 02月 20日

遠藤利克展「空洞説」



期間: 2005/02/25~2005/03/26

1950年生まれの遠藤利克は日本を代表するアーティストのひとりとして70年代より作品発表を続けています。80年代後半から90年代はじめに北欧や英国を巡回する個展で国際的な評価を確立した遠藤は1990年のヴェニス・ビエンナーレでは日本館展示作家として注目を集め、その後もヨーロッパ、アメリカ、韓国など各地の国際展を通して精力的に作品を発表し続けています。近年ではオランダでの個展、妻有里トリエンナーレへの参加、東京国立近代美術館・大阪国立国際美術館で開催された「連続と侵犯」での音を使用した作品発表など新たな試みが大きな反響を呼びました。
1999年の「Trieb - 振動 II ・III」以来、6年ぶりの個展となる今回の展覧会では、新しいテーマとして「空洞説」が提示されます。「円環」、「Trieb」を通して一環して人間や集合体の根元的な力の源を追求してきた遠藤が掲げる「空洞説」は人間社会から疎外され、封印されたある種の禁忌でありながら、人間にとって欠くことのできない大きな力をもった世界を意味します。決して言語化されない一方大変な影響力をもつこの時空間は、現代社会がどこまで人間性や感情を切り捨てた合理性に走ろうと人間の意識の底に共通認識として存在し、時に圧倒的な影響力を発揮するのです。
本展では巨大な彫刻を中心に新たなテーマが作品化されます。作家の新境地にぜひご期待ください。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/Kudosetsu/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
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by koso2.0 | 2005-02-20 13:22 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 01月 23日

長島有里枝展 -Candy Horror-



期間: 2004/12/17~2005/02/05

本展は長島有里枝の4年ぶりの本格個展となります。2004年12月刊行の新作写真集『not six』では全編夫のポートレイトを発表、密度の濃い天才写真家ぶりを発揮した彼女の今回の個展は一転してアーティスト・長島有里枝を十分に堪能できる内容となっています。

作品はこの4年間の間に撮りためてきた新作約30点。スケール感のある風景写真から身近な些末なものへの親密なまなざしまで、それぞれ異なった距離感をもった一連の写真を展覧会全体として俯瞰した時、鑑賞者は何か胸騒ぎがするような物語性を背後に感じることとなります。

タイトルの"Candy Horror"が象徴するものは、人と関わりながら生きていく個人の日常のなかに潜むある種の恐怖の瞬間のようなものかもしれません。他人との距離感をはかりながら私たちは家庭や社会の時間を過ごしてゆきます。しかし、他者との距離感が何かをきっかけとして突然変化したり、あるいは平凡な毎日に隠れて見えなかったものが突然形をもって現れた時、それは自己のアイデンティティをも揺るがすような暴力をともなって既存の意識を凌賀してしまうかもしれません。こうした幾分映画的な試みについて長島有里枝は時にユーモアをまじえながらしかし一切の感傷を排除した強い視線のもとに取り組んでいます。

アーティストとしてのキャリアをスタートした当初から長島有里枝が変わらずに扱ってきたのは家族や身近な存在と自己との関係性でした。本展ではそこにある種の緊張感を持ち込んで再構成する手法がとられています。
前回の個展ののち母となり、アーティストとしてだけではなく人間としてもさらなる成長を遂げてきた長島有里枝の新境地となる本展にぜひご期待ください。

URL: http://www.scaithebathhouse.com/main/03exhibition/data/CandyHorror/ja.html


会場: SCAI THE BATHHOUSE
入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
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by koso2.0 | 2005-01-23 23:11 | SCAI THE BATHHOUSE
2005年 01月 23日

SCAI THE BATHHOUSE

入場料: 無料
時間: 12:00~19:00
休館日: 毎週日曜日・祝日
住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
TEL/FAX: 03-3821-1144 / 03-3821-3553
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by koso2.0 | 2005-01-23 23:10 | SCAI THE BATHHOUSE