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カテゴリ:ツァイトフォトサロン( 9 )


2005年 11月 27日

前田朋子作品展 「マインド・ボディー」



期間: 2005/12/01~2005/12/22

日常生活を取り巻く状況は、めまぐるしく変化しています。複製技術の進歩は、現代の文化の情報の源になっているのではないでしょうか。いったい私達は、どれだけの情報を受容したのでしょう…。私の制作は、写真を撮影するところから始まり、プリントアウトされ、物質化された光景の一部をトリミングし、拡大して描いています。
写真はどれほど抽象化したものであれ、どこかに現実の断片を必ず含みます。被写体の一部を、普段は記憶に残らない何かに気付くように故意に切り取ることによって、たとえそれが見慣れた光景であっても、移ろいゆく現実のなかで「見る」は常に振動するということに気付かされます。
それは個人的な記憶であったり、フィクションであったりもします。
質と関わる何かをある程度排除して、画面の中に色彩が広がっている時、色彩から物質を思い起こす時、切り取られた断片が「みること」を意識的にさせるのです。

「マインド・ボディー」
今回の展覧会は、肉体の限界に挑むダンサーやスポーツ選手の姿モチーフにしています。彼らの身体のフォルムは、心と体が融合した地点に、人間本来の姿があることを認識させてくれます。過度の情報によって架空の体験を錯覚しがちである現代において、自らの感覚を研ぎすませることの意義を提示したいと思います。

前田朋子

URL: http://www.gaden.jp/zeit-foto/2005/051201.html


会場: ツァイトフォトサロン
入場料: 無料
時間:
休館日:
住所: 〒103-0022 東京都中央区京橋1-10-5
TEL/FAX: 03(3535)7188 / 03(3535)7112
Email: ZF@zeit-foto.com
URL: http://www.zeit-foto.com/
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by koso2.0 | 2005-11-27 02:17 | ツァイトフォトサロン
2005年 10月 10日

佐野陽一作品展 「transparency」



期間: 2005/10/06~2005/10/29

 偶然にせよ、あるいは必然にせよ、カメラというメカニズムによって可能となる写真表現において、対象(=被写体)の要請が途絶えることはない。《写真とは常に既に 「何かの」 写真である。》 (清水穣 『不可視性としての写真』 )
 だが、その一方で写真とは、メカニズムや素材の物理的な要素のみならず、抽象的な思考に根ざすものであり、経験、予測、判断、感情、出来事さえも包括するような事象の総体そのものであるとも言えるのだ。瞬時に起こるデジャ-ビュ(deja-vu)のように、不意に記憶が蘇ること。いま・ここで見ているものが、かつて見た(場所、モノ、人などの)イメージと重なり合うこと。それは、誰もが体験していることではないか?

 《像が描写するもの、それが像の意味である。》 (ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』 )

 たとえ、写るものしか写せないとしても、見えるものと見えないものとの狭間に、分かるものと分からないものとの狭間に、自身と写真を置いて考えてみること。まずは、対象を感覚することに徹底的に溺れ、純粋に、且つただ漠然と受け止めること。そして、写真の展開可能性を世界の在りようを探る手がかりとして試行すること。

 写真は常に何かの写真でしかないが、それ自体はいつも透明な存在として鑑賞者の目前にある。

佐野陽一

URL: http://www.gaden.jp/zeit-foto/2005/051006.html


会場: ツァイトフォトサロン
入場料: 無料
時間:
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by koso2.0 | 2005-10-10 02:51 | ツァイトフォトサロン
2005年 09月 12日

Aki Lumi 作品展



期間: 2005/09/06~2005/09/30

the garden, "trace", "mechanics"
永遠の時間、バロックを内包するクリスタル・ワールド、光るジャングル。極彩色に輝く複雑な飛翔機械群。人の宇宙観の表現でもある都市を映し出す、思考のドローイング。都市とはネットワークの集積でもある。

今回の展示は、ロケット・エンジンや航空機エンジンのカラー写真によるシリーズ『メカニクス』。極細のペンによる手描きの図面、あるいは地図のような大型のドローイング『トレース』。この二作に加え今回の展覧会のための新作、大規模なテラリウムのようなジャングルをモノクロ・プリントで仕上げた『ザ・ガーデン』で構成されます。

Aki Lumi

URL: http://www.gaden.jp/zeit-foto/2005/050906.html


会場: ツァイトフォトサロン
入場料: 無料
時間:
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by koso2.0 | 2005-09-12 21:37 | ツァイトフォトサロン
2005年 06月 22日

Illuminations 筑紫拓也



期間: 2005/06/25~2005/07/20

「Illuminations」 について
まだ見たことも無い、名付けようも無い時・空間を写真に求めている。
写真を逆さまにして眺める。
時間は時間として、空間は空間として、物体は物体として、ただそこに映し出さ
れる。
写真は写真であるがままに、剥き出しに現れる。
日本 庭園(池泉廻遊庭園)には求めている写真が存在する。
見ている写真についての知的 認識力をそぎ落としたうえで、
何かを感じたり、発想したり、観い出したりする。
あらゆる頭脳の中で或る自然な発展を育てる。
こういった意味で、写真は見る者を「照らす」(=illumination)。


会場: ツァイトフォトサロン
入場料: 無料
時間:
休館日:
住所: 〒103-0022 東京都中央区京橋1-10-5
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by koso2.0 | 2005-06-22 01:51 | ツァイトフォトサロン
2005年 05月 17日

石内都 展



期間: 2005/05/21~2005/06/18

 人はいつ時として同じからだのカタチを保つことは出来ない。生まれながらにして空気に晒され、時間に侵食され、変形、変容をよぎなくされる。生物学的に成長をとげると、その結果として老化もしくは老衰のプロセスがまっている。
 変化することしか出来ないからだ。きのうと今日は同じようにみえても刻一刻とからだのカタチは変化し、歪み、縮み、肥満し、細る。表面を被う皮膚は外界から受ける無数の傷を正確に痕跡としてからだの一部に組込む。
 傷跡を撮りすすめていくうちに、女の傷と男の傷に微妙なズレを感じた。傷を受ける事態には何ひとつ変わりはないのだけれど、からだに跡としてのこされ、生かされた傷は女と男では受けとめる意味がまったく異なる。どんな理由においてもからだに傷を持つことは“キズモノ”に他ならない女のからだ。
 女の姿カタチとはなんだろう。からだの表面とはどういうものなのか、生きているかぎり変貌をくり返していくからだ。無傷でいた時代はあったのだろうか。美しいからだ、みにくいからだ。若いからだ。老いたからだ。女のからだの物語がはじまる。
 “INNOCENCE”の新シリーズは“キズモノ”という恐ろしく無気味な言葉のアイロニーとして付けた。

石内都


会場: ツァイトフォトサロン
入場料: 無料
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by koso2.0 | 2005-05-17 01:24 | ツァイトフォトサロン
2005年 03月 19日

鷹野隆大 展



期間: 2005/03/17~2005/04/14

 鷹野隆大の作品においては、「美」のありかたと同様にセクシュアリティが攪乱される。自然の心の有り様として、男が男を、女が女を好きになる。ひとりひとりが心の内に様々な性の嗜好性をもっている。ヘテロセクシュアル(異性愛主義)を疑わない人々にはセクシュアリティの攪乱は不愉快であろうけれど、心の有り様として考えてみれば、ヘテロセクシュアルが「自然」なこととして捉えられてきたことの方が「不自然」で作為に満ちたことのように思われる。
 心の有り様なのだからセクシュアリティは見た目にはわからないものである。表現し得ない。鷹野の写す普通の男たちが、ヘテロなのかゲイなのか、バイセクシュアルなのか、異装愛好者なのか、フィメール・トゥ・メールなのか、誰が分かるというのだろう。鷹野隆大は、そのわからないという「あたりまえ」のことを写している。わたしたちが「他者」をわからないように、そしてそれだからからこそ「他者」にひかれるように、そしてそれが衝撃であるように。

笠原美智子(東京都現代美術館学芸員)


会場: ツァイトフォトサロン
入場料: 無料
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by koso2.0 | 2005-03-19 13:04 | ツァイトフォトサロン
2005年 02月 15日

藤部明子 展



期間: 2005/02/17~2005/03/12

メモラフィリア:記憶への愛、忘れがたい物事への愛着。ふとしたきっかけで回想にふける心
 
1998年春、東京でその人に出会った。
彼は展覧会の出品者、私は会場設営の手伝いをしていた。『移動する聖地』と題されたメディア・アートの展覧会だった。
「‘これは所謂芸術作品ではありませんね’と言われると‘いえ、これは芸術作品です’と答えるし、‘これは芸術作品ですよね’と言われると‘違います’という返事をするんだ」と彼は笑った。
「妙なおじさんやなぁ」と思った。正直言って、出品されていた作品にはそれほど感心しなかったけれども、イタコにアイヌ民族、はたまた古事記について喋り出すととまらない彼の博覧強記ぶりに驚ろかされた。
-どうして人は物事を覚えておきたいと思うのだろう?どのようにして覚えておくのだろう?-
その夏の終わり、アムステルダムでその人に再会した。

藤部明子写真集「Memoraphilia」より


会場: ツァイトフォトサロン
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by koso2.0 | 2005-02-15 01:00 | ツァイトフォトサロン
2005年 01月 31日

愛国 「Recent works」



期間: 2005/01/12~2005/02/12

 愛国は「七十年代生まれ」の若い芸術家の中の優秀者。彼の最近の作品は知性的な作品が多い。彼の発想は「見せる」のではなく、「考えさせる」のである。画面を見ることと考えることとの間の「距離」の把握が難しい。これこそ愛国の狙ったところ。
 愛国の創作は彼の経歴と密接に関係する。2000年の秋、愛国は西安美術学院を卒業してから、魯迅美術学院の付属高校の先生として就職した。しかし一年後、彼は躊躇せずにこの普通の人から見ればなかなか良いと思われる仕事を辞めて、浮浪芸術家の道を歩み始めた。それは安定した生活をしたくない、漂泊が好きであるという理由からだった。それ以後、漂泊人生という文字は彼の生活につきまとう。
 漂泊人生の道を歩み始めた第一期に、彼は親の反対、失恋、生活貧乏などの打撃を受ける。苦しい夏の中で必死に生きていこうとする彼にはいつも色々な蚊が同伴する。一匹一匹の蚊が飛んできて、血を吸い、また飛んでいくのを静かに見て、彼は一瞬に孤独や寂しさから離れ、疲れた神経も癒される。そのインスピレーションで、「蚊」を材料にしたキャンバスの作品を生む。例えば、「Lover」シリーズ、「ペット」シリーズなど。
 彼の作品はある世界の再現でもなく、完成した物語の叙述でもない。むしろ彼の発想は殆どその反対。彼の作品はある世界の「スライド」、物語の中の「シン」を取り切り、例えば、蚊(この蚊は死んでいたかもしれない、生きているかもしれない)、枕(この枕には中身があるかもしれない、ないかもしれない)、それに筆で細かく「影像」的な処理を施す。この影像的な処理はまるで写真家が暗室での現像と同じ。こんな方法を取るその目的は、「スライド」或いは「シン」の真実性への透析と問いである。そのため、作家がこの「影像」を描く過程に体験したものと、実際に完成した作品に出てくるものは同じになる。例えば、作品の中の蚊と枕の間の真実性や、蚊と枕との間の関係の真実性など、疑うべきである。これは「鏡の中の影像」、「水中の月」であるため、「不真実的な実感」である。「真実を追求したければしたいほど、不信を感じる」(作家の言葉)。これこそ「影像」が生み出した効果である。
 「影像」が提示された事で、周りの世界(人間と物事)の真実性への思考が作品の目的である。「似ているようだが、違う」というのは永遠にはっきり説明できない事なのだ。
 愛国の最新の作品「牧羊犬」(英語名Dog or Sheep)、「渇」、「夏」などは、「真実的な虚無」を透析するのに更に進歩が見られた。これらの作品を見るときに、「羅生門」の物語に入ったように、色々な思索と連想ができる。これらの作品から出ている多岐な場面は作家がわざとかけた罠でもある。 陳孝信(評論家)


会場: ツァイトフォトサロン
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by koso2.0 | 2005-01-31 16:23 | ツァイトフォトサロン
2005年 01月 31日

ツァイトフォトサロン

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by koso2.0 | 2005-01-31 16:22 | ツァイトフォトサロン